障害者のお金と手続

「障害者のお金と手続」作成のいきさつ






こんにちは。

 

社会保険労務士のやまぎわです。

 

 

 

突然ですが、障害年金をもらい忘れている方って、どれくらいいると思われますか?

 

・・・

 

推定で2万人以上いっらっしゃるようです。

<障害年金、請求漏れ2万人 厚労省調査で判明 制度の周知が不徹底>
身体障害者手帳を持つ20歳以上の人のうち、障害年金を受給できるのに請求手続きをしていない人が0・4%程度に上るとの調査結果を、厚生労働省が2013年7月18日明らかにした。手帳保有者の数から推測すると、請求漏れは2万人程度とみられる。
精神障害者や知的障害者の調査は実施しておらず、障害年金全体の請求漏れは2万人を上回る可能性が高い。請求漏れをなくすための制度の周知徹底が政府に求められそうだ。
障害年金は、障害基礎年金や障害厚生年金などがあり、障害が一定程度以上重いことなどが受給条件。障害基礎年金は、原則20歳以上の人が受給対象で、最も 重い1級で子どもの加算がない場合、年98万3100円受け取れる。2010年2月、当時の長妻昭厚労相の指示で調査を始めた。
身体障害 者手帳を持つ全国の20歳以上の6679人を選び、サンプル調査を実施。年金受給者を除き、障害が重い人を中心に戸別訪問などで調査した結果、約0・4% に当たる27人が資格があるのに受け取っていなかったことが分かった。制度を知らなかったり、年金を受け取れないと思っていたりしたことが原因とみられ、 27人はその後請求手続きを済ませ、年金の受給を始めている。
調査は身体障害者手帳の交付台帳に基づき実施。厚労省によると、20歳以上の登録人数は11年度末で500万人程度とみられ、この0・4%が2万人となる。

 

中には、「人に知られたくないので、あえて申請しない」 という方もいらっしゃるようですが、

 

『知らない』 『もらえるか分からない』

 

からもらっていない、という方も多いのではないでしょうか?

障害者を採用したいんだけど・・・

ところで、障害者を雇用したいと思っている企業のほうも、

 

『どういう風に採用したらよいか』 『費用面はどうしたらよいか?』

 

など悩みが尽きません。

 

ちなみに、従業員が100人以上いる会社は、障害者を1人でも採用しないと、
ペナルティとして1ヶ月に5万円を支払うことになります。

 

さらに今後、障害者(身体・知的)の法定雇用率に、「精神障害者」を計算式に加えます。
これにより、平成30年4月以降順次、現在の2%から2.5%以上の法定雇用率が見込まれ、
なお一層、障害者を雇用する義務が企業には生じることとなります。


制度が難しすぎる?

障害年金のもらい忘れが多いのは、結局のところ「制度複雑すぎる」というのが背景にあるのではないでしょうか?

 

なお厚生労働省では、数々の立派なパンフレットや案内が作成されているものの、役所という性質上、クレームが来ないように、どうしても文章が固く、難しく記載してしまうことになります。

 

これは、どうしようもない側面でもあります。

 

そのため、上記コラムで指摘があったとおり、残念ながら障害年金のもらい忘れが大勢いらっしゃいます。

 

そこでこのホームページでは、漫画や挿絵などを使いながら、できるだけ易しい文章で解説していきたいと思っております。

 

 

あえて、少し砕けた文章にしておりますので、細かいクレームは、ご了承願います<(_ _)>。

 

※なおこのHP上では、「障がい」「障碍」ではなく、法律上の「障害」を用いています。

 

 

それでは、「障害者のお金と手続」はじまり はじまり。